PERFECT DAYS

エッセイ

幸せって何ですか

今日はまだ見ていない映画の感想を書く
なんで今更と言う感もあるが敢えて書こう
この映画の感想も内容は皆さまご存じの通り
都会の中で働く清掃員の日常を淡々と綴った
日記のようなドキュメンタリー風の私小説だ
そして友情や病気や恋愛の感動ポルノでもない
ただ中年男性の生態を見守る退屈な映画である
しかしそこには確かなリアルが存在するのだ
それは主人公がチャーミングで飾り気のない
愛すべき人間であり日常が存在するのである
その脇を固める役者も必要最小限でまとめる
ふと我に返ればこの映画の主題は何だろうと
ヴィムヴェンダース氏に問いたいがそれは
別に特別意味の無い事に気づくのである
この映画の後半に何かしら出来事が起こる
それは彼にとって喜ばしいハプニングなのか
悲しい出来事ことなのか我々は知る由もない
何しろ私がこの映画を見てないので書けない
だが物理的な価値観で幸せを図る訳でもない
ましてや彼の過去の話などどうでもいい
ある意味、彼の心のゆらぎそのものが
この映画の本質ではないかと予想するのだ
人生はまさにショー・マスト・ゴー・オンだ

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