SNSが剥がした
オールドメディアの嘘
声なき者たちの群れ
サイレントマジョリティ
その静けさの中に何を宿すのか
政治という舞台から目を背け
信じる力をどこに置いてきたのだろうか
夜が深まり、ニュースが流れる
嘘と真実の境界線はかすれて見えない
汚職の影、約束の破綻
希望を抱いた人々の疲れた瞳
彼らは叫ばない、広場に立たない
だがその胸には確かな思いが息づいている
「言葉は届かない」「何を言っても変わらない」
その無力感が沈黙を編み上げていく
けれども、沈黙は無ではない
その深淵には波紋が広がり続ける
匿名の声が夜に溶けネットの海に流れ込み
密かな共鳴を呼ぶ
選挙のたびに現れる数字たち
棄権という選択で刻まれる意思
「行かない」という行動は
希望と幻滅が交錯する中で選ばれる無言の抵抗
サイレントマジョリティ
その存在が示すものそれは社会のひび割れ
彼らの声を拾えぬ政治はどう変わるのか
どうすればその沈黙を響きに変えられるのか
希望はまだ消えてはいない
冷えた心の奥底に、小さな灯火が揺れる
対話の場が広がり、信頼が再生する日が来るなら
沈黙の群れは再び声を取り戻すだろう
彼らはただ見守るだけではない
沈黙の中に未来への夢が眠る
その夢が目覚める時
新しい民主主義の幕が開かれるだろう
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